ホンダは8月25日、スポーツカー『NSX』の2代目となる全面改良モデルを発表し、国内での受注を始めた。初代モデルは1990年から2005年まで販売されており、11年ぶりの復活となった。
新型は3.5リットルV6型ツインターボエンジンと3モーターを組み合わせたハイブリッド車(HV)として登場した。日本での価格(税込み)は2370万円。国や地域別の販売計画は明らかにしていないが、日本本部営業企画部によると「グローバルでは3年間で6000台」の販売を計画しているという。生産は、主要市場となる米国のオハイオ工場内に設置した専用ラインで行っている。
初代NSXの販売実績は、北米で1万台弱、日本では約7400台などとなっていた。2代目もすでに納車が始まっている北米が主力になる見通しだが、初代では正規販売の実績がなかった中国が新たな有力マーケットとして加わる。
また、ブランドは「アキュラ」と「ホンダ」の使い分けを図っている。北米や中国、中東、ロシアなどは高級ブランドのアキュラで売り出し、同ブランドの展開を行っていない日本や西欧はホンダを採用している。