15日午後2時20分ごろ、京都府京都市山科区内の名神高速道路下り線で、渋滞中の車列に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突する事故が起きた。4台が関係する多重衝突に発展し、5人が軽傷を負っている。
京都府警・高速隊によると、現場は京都市山科区小野蚊ケ瀬町付近で片側2車線の直線区間。事故当時は交通集中による渋滞が発生していたが、後ろから進行してきた乗用車は減速しないまま車列最後部のワゴン車へ追突。前方で止まっていた2台も巻き込まれ、車両4台が関係する多重衝突に発展した。
この事故で4台に乗っていた8人が近くの病院へ収容されたが、うち5人が打撲などの軽傷と判断された。警察は追突車を運転していた兵庫県西宮市内に在住する41歳の男性から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。
現場は見通しのよい区間。警察では追突車を運転していた男性の前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。