日本ピストンリングが発表した2016年4~6月期(第1四半期)の連結決算は、経常利益が為替差損の影響で前年同期比25.5%減の6億4300万円と減益となった。
売上高は北米や中国で非日系自動車メーカー向けの販売が増加したものの、舶用向けの低迷や為替換算の影響で同3.6%減の126億0400万円だった。
営業利益は原価低減の効果や償却費負担軽減の効果があったものの、研究開発費などの先行投資や円高による減収影響から同6.4%減の7億4100万円と減益となった。
四半期利益は法人税等調整額が減少したため、同25.4%増の5億円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。