横浜ゴムは、岩谷瓦斯と共同で高圧水素ガス用ホース「ibar HG82」を開発し、8月上旬から販売を開始する。
新製品は、燃料電池自動車(FCV)に水素を充填するディスペンサー用ホースで、法改正による水素ステーション高圧化に伴う82MPaでの水素充填に対応する。
「ibar HG82」は、従来品「ibar HG70」の開発で培った技術をベースに開発した。繊維と鋼線を組み合わせたハイブリッド構造で、高圧に対応しながら軽量化と耐久性を実現したとしている。
これまでの評価で得られた知見を活用し、実際の水素ステーションでの使用環境を想定した独自のホース評価試験法を開発、実施することで安全性を追求した。
横浜ゴムでは将来的に国内でも国際基準と同等の87.5MPaへ水素ステーションを高圧化する計画に基づき、87.5MPaにも対応するホースの開発も積極的に進めている。