米国IIHS(道路安全保険協会)は、小型SUVの7車種に新方式の衝突安全テストを実施。ヒュンダイの新型『ツーソン』のみに最高評価を与えると発表した。
この新方式のテストは、「スモールオーバーラップ」と呼ばれる前面オフセット衝突テスト。2013年から導入された同テストは、フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて、およそ64km/hで固定バリアにぶつけるもの。
対向車がセンターラインを越えてきて衝突するなど、実際の衝突事故に、より近づけるための追加テスト。ただし、車体のメインフレームよりも外側に強い衝撃が加わるため、厳しい判定を下される車種が多い。
今回IIHSは、運転席側でなく、助手席側でスモールオーバーラップ衝突テストを実施。小型SUVの7車種のうち、助手席側で最高のGOOD(優)評価を得たのは、新型ヒュンダイ ツーソンだけだった。
この結果を受けて、ヒュンダイモーターアメリカのマイク・オブライアン副社長は、「価格を問わず、顧客に対して助手席乗員にも優れた安全性を提供している」と述べた。