欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは7月27日、6月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、88万3400台。前年同月比は5.1%増と、3か月連続で前年実績を上回った。
6月実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国が、29万9800台。前年同月比は18.7%増と、4か月連続で前年実績を上回った。中国を含めたアジア太平洋地域は、15%増の33万3300台と、2か月連続で増加する。
また北米は、前年同月比4.3%減の7万6900台と、2か月連続の前年割れ。このうち米国は、11.7%減の4万7000台と、引き続き減少。排ガス問題の影響で落ち込む。
一方欧州は、前年同月比4.4%増の39万9200台と、回復基調に。このうち、西欧は、3.3%増の34万台を売り上げた。地元のドイツは、3.9%増の12万7400台と、3か月連続の前年超え。
フォルクスワーゲングループの2015年の世界新車販売は、993万0600台。初の1000万台超えとなった2014年に対して、2%減と落ち込む。2016年上半期(1-6月)は、前年同期比1.5%増の511万6800台だった。