マツダが北米市場などで販売しているピックアップトラック、『Bシリーズ』。同車のエアバッグに不具合があるとして、リコール(回収・無償修理)が行われる。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。マツダの米国法人、北米マツダから、Bシリーズに関するリコールの届け出を受けた、と発表している。
今回のリコールは、タカタ製のエアバッグインフレータの不具合が原因。インフレータの中にある火薬(硝酸アンモニウム)が、湿気のある状態で長期間の温度変化にさらされると劣化。事故の際、異常破裂するリスクが高まることが分かったため、Bシリーズのリコールを行う。
該当するのは、2007-2009年モデルのBシリーズ。主に米国の高温多湿エリアで販売された3743台が、リコールに該当する。
北米マツダは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店において点検を行い、助手席エアバッグのインフレータを交換するリコール作業を実施する。