左折待ち車にパトカーが追突、横断の自転車が巻き込まれる

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23日午後9時55分ごろ、大分県大分市内の県道で、左折待ちをしていた軽トラックに対し、後ろから進行してきたパトカーが追突。押し出された軽トラックが横断中の自転車に衝突する事故が起きた。この事故で自転車の2人が重軽傷を負っている。

大分県警・大分東署によると、現場は大分市皆春付近で片側1車線の直線区間。交差点には信号機が設置されている。軽トラックは交差点を左折しようとしていたが、対向してきた2人乗り自転車が横断歩道を渡り始めたために停止したところ、後ろから進行してきた同署のパトカーが追突。押し出されるようにして交差点へ進入し、自転車と衝突した。

この事故で自転車は転倒。自転車の後部に乗っていた24歳の女性が骨折などの重傷。25歳の男性も打撲などの軽傷を負った。軽トラックを運転していた53歳の男性も軽傷を負っており、近くの病院へ収容されている。パトカーに乗っていた警官2人にケガはなかった。

警察はパトカーを運転していた28歳の男性巡査長から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いているが、聴取に対しては「軽トラックが止まらずに進むと思っていた」などと供述しており、警察ではパトカー側の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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