国土交通省は7月26日に、2016年度「自動車運送事業に係る交通事故対策検討会」を開催し、貸切バスの初任運転者に対する実技訓練の義務付けなど「貸切バス運転者教育の強化」について検討する。
今年1月15日に発生した軽井沢スキーバス事故を受けてまとめられた「安全・安心な貸切バスの運行を実現するための総合的な対策」で、貸切バスの初任運転者に対して実技訓練が義務付けられることになった。これを受けて国交省では、「自動車運送事業に係る交通事故対策検討会」の下に設置した「貸切バス運転者に対して行う指導及び監督の改正検討ワーキンググループ」で、具体的内容について検討をしてきた。
今回、ワーキンググループでの検討状況を踏まえ、貸切バスの初任運転者と事故惹起運転者に対して行う実技訓練の内容や時間、ドライブレコーダーを活用した指導・監督の内容について検討する。