三菱自動車の高性能モデル、『ランサー エボリューション』。同車を含めた複数車種が、米国でリコール(回収・無償修理)を行う。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカから、ランサー エボリューションなど複数車種のリコールの届け出を受けた、と公表している。
今回のリコールは、サスペンションの不具合が原因。NHTSAによると、フロントのロワコントロールアームが、クロスメンバーの腐食によって、脱落する恐れがあるという。
リコールの対象となるのは、2003-2006年モデルの『ランサー エボリューション』、2002-2007年モデルの『ランサー』、2004年モデルの『ランサーワゴン』。冬期に融雪剤が多く撒かれる地域で販売された車両が該当する。
三菱モータースノースアメリカは、対象車を所有する顧客に通知。販売店において、腐食のレベルに応じた部品交換などのリコール作業を実施する。