欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは7月20日、2016年上半期(1~6月)の暫定決算を公表した。
同社の発表によると、上半期の営業利益は、75億ユーロ(約8870億円)。前年同期比は7%増と、ディーゼル問題の影響にもかかわらず、増加した。
その一方で、ディーゼル問題への引当金として、上半期に22億ユーロ(約2600億円)を計上。主に北米で想定される訴訟リスクへの対応を図る。
この引当金を除けば、営業利益は53億ユーロ(約6268億円)。前年同期比は22%減と、大きく落ち込む。
なお、フォルクスワーゲングループは7月28日、2016年上半期の正式な決算を発表する予定。