欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは、インドのマハラシュトラ州プネのチャカン工場において、新型セダンの『アメオ』の生産を開始した。
フォルクスワーゲンは2016年2月、インドで開幕したデリーモーターショー(オートエキスポ16)において、アメオを初公開。アメオは、フォルクスワーゲンがインドの小型セダン市場に投入した新型車。フォルクスワーゲンがインド向けに開発し、インドで現地生産する初の小型セダンとなる。
ボディサイズは、フォルクスワーゲンのインド向けセダンとしては初めて、全長が4000mm以下。フロントマスクなどには、フォルクスワーゲンの最新デザイン言語が反映された。リアは、トランク部分の短いセダンシルエットが特徴。装備類は充実。セグメント初のクルーズコントロール、雨滴感知ワイパーをはじめ、全車にデュアルエアバッグとABSを標準装備した。
パワートレインは、ガソリンが1.2リットル直列3気筒+5速MT。ディーゼルターボ「TDI」が1.5リットル直列4気筒。トランスミッションは、5速MTまたは7速DSGを組み合わせる。
今回、インドのマハラシュトラ州プネのチャカン工場から、アメオの量産第一号車がラインオフ。フォルクスワーゲンは同工場に3シフト制を導入し、アメオの旺盛な初期受注に応えていく。