欧州ビジネス評議会(AEB)は7月8日、6月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、12万2633台。前年同月比は12.5%減と、18か月連続で前年実績を下回った。
ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。6月は2万2229台にとどまり、前年同月比は16%減と、2か月連続で前年実績を下回った。販売の主力は『Granta』で、前年同月比48.5%減の7219台と、11か月連続で減少する。
2位は韓国のヒュンダイ傘下のキア。6月は1万2780台にとどまり、前年同月比は8%減と、3か月連続で減少した。コンパクトカーの『リオ』が、前年同月比4%減の8629台と、2か月ぶりに減少した。
3位は韓国のヒュンダイ。その販売台数は1万2001台で、前年同月比は2%減と、17か月連続で前年実績を下回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、ロシア最量販車となる8676台。前年同月比は6.2%減と、4か月連続で減少した。
4位はルノー。6月実績は、前年同月比1%増の1万0075台と、18か月ぶりに増加。『ダスター』が、前年同月比12.9%増の3889台と、2か月連続で増加。『ロガン』は25.9%減の2870台と、16か月連続のマイナス。
5位はトヨタ。6月は7085台を販売。前年同月比は17%減と、2か月連続で前年実績を下回った。『RAV4』が2015台を販売。前年同月比は32.7%減と、2か月連続で減少した。
6位はフォルクスワーゲン。6月は6218台にとどまり、前年同月比は8%減と、2か月ぶりに前年実績を下回る。主力の『ポロ』が3605台を売り上げ、前年同月比は19.5%減と、5か月ぶりに前年実績を下回った。
日産は7位。6月は6009台にとどまり、前年同月比は33%減と、18か月連続の前年実績割れ。『キャシュカイ』が1672台。前年同月に対して、およそ2.4倍と5か月連続で増加した。
2015年のロシア新車販売は、160万1216台。前年比は35.7%減と、3年連続で前年実績を割り込んだ。2016年上半期(1-6月)は、前年同期比14.1%減の67万2140台にとどまっている。