水面ギリギリ、強烈な横G、怖いほど速い…水上の格闘技に挑戦[フォトレポート]

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ペアボート試乗会(ボートレース平和島)
  • ペアボート試乗会(ボートレース平和島)
  • 東京都出身、B型、1989年生まれ26歳の富樫麗加選手は「美しすぎるボートレーサー」
  • ペアボート試乗会(ボートレース平和島)
  • 東京都出身、B型、1989年生まれ26歳の今泉友吾選手からアドバイスを受けて乗艇
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水上の格闘技、ボートレース。そのスリリングで手に汗握る滑走を、実際に体感できるプログラムがある。全国のボートレース場で開催される「ペアボート試乗会」だ。そのメディア向け体験会が6月下旬にあり、水面ギリギリで滑空し、怖いほどの激しい横Gを感じた(写真47枚)。

ペアボート試乗会は、競技用ボートを改造した“二人乗りペアボート”の前席に乗り、後席のプロボートレーサーによる操縦で、レースさながらの滑走を体感するというプログラム。毎年、夏季を中心に、全国24レース場で実施されている。

ボートレース平和島に集まったメディア関係者は、「ペアボートは時速60kmほど出る。足を開いて、ぺたっと床につける“おねえさん座り”で、ボートのサイドに足を突っ張るように座る。両手で2つのフック形グリップをしっかりとにぎり、ターンでは脇をしめて足を踏ん張る」といった説明を、今泉友吾選手(東京)から受け、実際に“乗艇”する。

靴から長靴にはきかえ、上下防水服を着用。その上にカポックという黒い救命胴衣をつけ、ヘルメットをかぶりボートへ。硬くて頑丈なカポックは、「首の後ろも支えながら、落水したさいに水に浮く。モーターのプロペラに接触しても切れない素材」という。

今泉選手の操縦するボートへ乗ると、まず感じるのは、水面が想像以上に近いということ。ヘルメットのせいか、周囲の雑音などは聞こえず、駆動音が聞こえてきたと思ったら、勢いよく滑走しはじめた。

スピードが上がり、水面が高速で流れ去るようになると、ゆらゆらした感覚が消え、まるで氷上を行くソリに乗っているような滑空感とスリルが入り交じる。と思ったら、波長とボートの揺れが妙に合うとぴょんぴょんと跳ねる挙動を示す。

グリップをにぎる手に力が入り、水面に飛び出してしまいそうな身体をどうにか押さえる。ターン時は、まず前にGがかかり減速。そのすぐあとに、ボートがスライドしながら曲がっていく。強烈な横Gで、身体が外側に持っていかれるのをこらえるだけでも体力が消耗する。とにかく、遊園地のジェットコースターなんかよりもスリリングで迫力がある。シートベルトもない、景色を見る余裕もない。

ボートレース平和島を主催する府中市は、「ボートレース未体験の人たちにぜひ体感してもらいたい。参加者は男性のほうが多いが、女性の数も増えてきて、現在の男女比は5対5という割合。『次回のペアボート試乗会はいつ?』といった問い合わせも増えている。次回、平和島は11月に開催する(大田区民限定)」と話していた。

《レスポンス編集部》

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