フランスに本拠を置くタイヤ製造大手、ミシュラングループは7月4日、メキシコに新工場を建設すると発表した。
メキシコの新工場は、同社にとって、北米における21番目の製造拠点。全世界では、69番目の工場となり、乗用車用の高性能タイヤの生産を行う工場となる。
新工場の建設に、ミシュラングループは4億5000万ユーロ(約513億円)を投資。14万2000平方mの広さを持つ工場を建設する。
工場の建設工事は、2016年後半に開始する予定。2018年第4四半期(10-12月)の稼働を目指し、当初は年間400-500万本のタイヤを生産する計画。
ミシュラングループのジャン=ドミニク・セナール会長は、「新工場で製造する高性能タイヤは、その多くがメーカー純正装着品になるだろう。だからこそ、主要自動車メーカー18社が進出しているメキシコを選んだ」と述べている。