ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ボッシュは6月15日、2016年の1年間に、インド事業に総額1億ユーロ(約113億円)を投資すると発表した。
ボッシュは2011~15年の5年間、インド事業に累計6億8000万ユーロ(約767億円)以上を投資してきた。インド市場で成長が見込まれることから今回、さらなる投資を行う。
具体的には、カルナータカ州ビダディーとマハーラーシュトラ州ナーシクの部品工場に投資。バンガロール研究センターの拡張にも、資金を充当していく。
ボッシュは現在、インド国内に15の工場を持つ。今回の投資を受けて、インド国内では多くのソフトウェア関連の雇用が創出される見通し。
ボッシュのアジア太平洋事業を統括するピーター・ティローラー氏は、「インド市場はボッシュにとって、大きな成長の余地がある」と述べている。