ホンダ鈴木執行役員「きめ細かいマーケティングをして活気を取り戻す」

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ホンダの鈴木麻子執行役員
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ホンダの鈴木麻子執行役員は報道陣との合同取材会で、自身が執行役員日本本部営業企画部長に抜擢されたことについて、非常に驚いたと打ち明けた。

「2月に八郷(隆弘社長)から話を電話で受けたんですが、その時、執行役員というより日本国内の仕事をしてほしいと言われて非常に驚き、何回も聞き直しました」

鈴木執行役員は1987年、発展途上国での仕事がしたいと当時インドに2輪工場を持っていたホンダに入社。以来、インドの4輪プロジェクトに携わったのをはじめ、タイ、マレーシア、ベトナムなどに駐在し、2014年4月から16年3月まで東風本田汽車の総経理を務めた。文字通りアジア一筋で、「なぜ私が日本で」という思いが強かったのだ。

「八郷とは中国で2年間、近くで一緒に仕事をしました。中国の生産統括をしていたので、よく怒られたりし、電話では簡単な話でした。上司には同期の寺谷公良がなるというのもその時に聞きました」

こう話す鈴木執行役員が日本に帰ってきて感じたのは「もう少し元気がほしい、活気が感じられない」ということ。「これは国内の営業だけでなく、ホンダ全体に言えることかもしれないんですけれども、きめの細かいマーケティングをすることによって、目標をひとつひとつ達成し、活気を取り戻していきたい」と鈴木執行役員は強調していた。

《山田清志》

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