優勝まであと一歩のところで、マシントラブルによりトヨタが勝利を逃した今年のルマン24時間耐久レース。参戦チーム以外の自動車メーカーからも、トヨタに同情のメッセージが寄せられている。
メルセデスAMGは6月20日、公式Facebookページを通じて、ルマンの結果に触れ、「ポルシェの勝利を祝福する。同時に我々の心が、トヨタモータースポーツGmbHと、我々の友人のアンソニー・デビッドソン選手にあることも伝えたい」とのコメントを発表した。
トヨタモータースポーツGmbHは、トヨタの欧州におけるモータースポーツの中心拠点。本拠地は、メルセデスAMGと同じドイツにある。
また、アンソニー・デビッドソン選手は、今回優勝を逃したトヨタ『TS050ハイブリッド』5号車のドライバーのひとり。元F1ドライバーであり、2009年には「ブラウンGP」のリザーブ兼テストドライバーを務めた。ブラウンGPは、メルセデスベンツからエンジン供給を受けており、後にメルセデスの買収によって、2010年シーズンから、ワークスチームの「メルセデスGP」となった。
メルセデスAMGは、公式Facebookページを通じて、「レースは時に残酷なもの。しかし、我々は皆、再びレースに戻ってくる」と、トヨタにエールを送っている。