ドライブレコーダーの映像からひき逃げ容疑者を逮捕

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今月5日に東京都足立区内で発生した重傷ひき逃げ事件について、警視庁は9日、埼玉県草加市内に在住する30歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)などの容疑で逮捕した。

警視庁・竹の塚署によると、問題の事故は2016年6月5日の午前0時30分ごろ発生している。足立区竹の塚3丁目付近の区道(車線区別のない幅員約5mの直線区間)を走行していたバイクが信号機の無い丁字路交差点を通過しようとしたところ、左方向から交差進行してきた軽ワゴン車と出会い頭に衝突。運転していた16歳の男子高校生が意識不明の重体となったが、クルマはそのまま逃走した。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。近くで路上駐車していたタクシーのドライブレコーダーが記録していた映像から車両を特定し、埼玉県草加市内に在住する30歳の男が容疑に関与したものと断定。9日までにひき逃げ容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「気が動転して逃げてしまった」などと供述しており、警察では逃走の動機についてさらに追及するとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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