電気機器業界、他社けん制力ランキング1位はパナソニック…パテントリザルト調べ

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電気機器業界 他社牽制力ランキング2015
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パテント・リザルトは、独自に分類した電気機器業界の企業を対象に、2015年の特許審査過程で、他社特許への拒絶理由として引用された件数を企業別に集計した「電気機器業界 他社牽制力ランキング2015」をまとめた。

集計の結果、2015年に最も引用された企業は、パナソニックの1万5446件だった。パナソニックの引用された件数の多い特許は「携帯端末の位置情報検出」に関する特許や、「二次電池などに用いられる非水電解液」などが後発の特許審査における拒絶理由としてそれぞれ引用されている。

2015年にパナソニックの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は三菱電機の656件、次いでシャープの422件、東芝の349件が続く。

ランキング2位は東芝の9393件だった。東芝の最も引用された特許は、東芝ライテックとの共同出願である「LEDシーリングライトなどにおけるカバー部材の輝度の均一化」に関する特許。東芝の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は三菱電機の385件、次いでパナソニックの289件、3月に東芝の医療機器子会社である東芝メディカルシステムズの売却が決まったキヤノンの215件と続く。

ランキング3位は日立製作所の7897件。最も引用された特許は「コンタクト抵抗を低減して高速で動作する半導体装置」で、半導体エネルギー研究所による後発の特許13件の審査過程で拒絶理由として引用されている。2015年に、日立の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は三菱電機の360件、次いで東芝の312件、富士通の244件が続く。

《レスポンス編集部》

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