【JNCAP2015】表彰式に眞鍋かをりさん「買うクルマの安全性わかるのは良いこと」」

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JNCAP2015表彰式にはタレントの眞鍋かをりさんも
  • JNCAP2015表彰式にはタレントの眞鍋かをりさんも
  • タレントの眞鍋かをりさん
  • JNCAP2015表彰式
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  • 国土交通省自動車局の和迩健二次長

5月27日、独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)は、平成27年度自動車アセスメント結果発表会を東京千代田区の東京国際フォーラムで開催。毎年、自動車アセスメント結果発表会にはゲストが招かれて開催される。今年ゲストとして招かれたのはタレントの眞鍋かをりさん。

好天ならば東京国際フォーラムの地上広場で開催されるはずだった発表会だが、あいにくの雨天のため東京国際フォーラムのホールを使って開催された。

式はまず主催者代表として国土交通省自動車局の和迩健二次長の挨拶が行われた。和迩次長は「近年、自動車交通事故死亡者は減少傾向にあるが、平成27年度には増加に転じたこともあり、交通事故の現状は依然として厳しい状況にあると言える。政府は“第十次交通安全基本計画”において平成32年には交通事故死亡者数を2500人以下とし、削減する目標を掲げている。自動車アセスメントについては、自動車の安全性能の比較情報を公開することによって、自動車ユーザーが安全なクルマを選びやすくするとともに、自動車メーカーにはより安全なクルマの開発を行ってもらうことに役立っている」などと語った。

続いて国土交通省自動車局技術政策課国際業務室長の久保田秀暢氏より、自動車アセスメントの概要と平成27年度の試験結果について説明が行われた。このなかで久保田氏は「昨年度の交通事故は減少傾向にあるもののまだ4000人以上の方がお亡くなりになっている、そして近年は鈍化傾向にある。政府としても先端技術をで運転をサポートしつつ、しっかり減少させていく、世界をリードする交通社会を目差していく。ソフト面だけでなく、クルマのハードもどんどん充実させていくことでクルマ社会の安全を確保していきたい。自動車アセスメントのほかにも、先進安全自動車の開発・促進、安全基準の強化・拡充の3本柱で安全性を高めていく」と語った。

さらに独立行政法人自動車事故対策機構の鈴木秀夫理事長が登壇し、平成27年度JNCAPファイブスター賞の表彰にあたり挨拶を行った。このなかで鈴木氏は自動車事故対策機構について説明し、機構には自動車アセスメントをはじめとした“みなさんを自動車事故から守る業務”、自動車事故の被害者の方を支援する“被害者援護業務”、自動車事故を防ぐための“安全指導業務”の3つの基幹業務があることを紹介するなどした。

表彰式には対象車の開発担当者が訪れた。トヨタ『シエンタ』(サイドカーテンエアバッグ付き)はトヨタ自動車トヨタコンパクトカーカンパニーTC製品企画ZP主査の伊藤政信氏、ホンダ『ジェイド』は本田技研工業本田技術研究所四輪R&DセンターLPL室主任研究員の印南泰孝氏、ホンダ『シャトル』は同LPL室主任研究員の磯貝尚弘氏、ホンダ『ステップワゴン』は同四輪R&Dセンター第10技術開発室技術ブロック主任研究員の齋藤葉治氏、マツダ『CX-3』はマツダ商品本部 冨山道雄主査が出席した。

表彰後に行われたトークショーでは、前出のマツダ冨山氏、ゲストの眞部かをりさん、自動車事故対策機構の碇孝浩氏、自動車アセスメント評価検討会の宇治橋貞行座長の4名が登壇。このトークショーのなかで眞部かをりさんは、「買おうとしているクルマの安全性が分かるというのはいいこと。それによりメーカーが努力して安全性も向上していることがわかりました。私を含めた消費者は、安全に関する情報を手に入れ、参考にするのが大切なことだなと思いました」と語った。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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