米国の自動車大手、フォードモーターの欧州法人、フォードオブヨーロッパは5月13日、4月の欧州市場における新車販売の結果を公表した。総販売台数は、11万3400台。前年同月比は6.3%増と、17か月連続で前年実績を上回った。
信用不安を抜け出した欧州市場は、回復傾向にある。4月の前年同月比は6.3%増と伸びて、17か月連続のプラス。それでも4月の市場シェアは、前年同月比0.3ポイント減の7.6%だった。
4月の車種別実績では、『フィエスタ』が2万2500台と、引き続き、フォードブランドの欧州最量販車に君臨。これに続いたのは、『フォーカス』で1万9100台。以下、『クーガ』が9800台、『C-MAX』が7500台、『エコスポーツ』が4900台など。商用車では、『トランジット』が7200台と支持を集める。
フォードモーターの2015年の欧州新車販売は、前年比10.7%増の128万3400台。2011年以降では過去最高だった。2016年1-4月は、前年同期比8%増の47万7000台。
フォードオブヨーロッパのRoelant de Waard副社長は、「2016年は最高のスタート。とくにSUVと商用車が素晴らしい実績」とコメントしている。