フィアット欧州販売、13%増の9万台…Aセグで40か月連続首位 4月

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欧米の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は5月13日、4月の欧州における新車販売の結果を公表した。総販売台数は8万9590台。前年同月比は13.6%増と、20か月連続で前年実績を上回った。

ブランド別では、主力のフィアットが前年同月比14%増の6万8263台と、16か月連続で増加。『パンダ』が12.3%増の1万7200台、『500』が約1万5300台と、この2車種が引き続き販売を牽引。フィアットブランドが4月、欧州Aセグメントにおいてほぼ30%のシェアを獲得し、40か月連続で欧州Aセグ1位となった。4月実績は、『500L』が約6700台。SUVの『500X』も、前年同月比37.8%増と好調だった。

また、ランチア/クライスラーは、前年同月比15.6%増の7067台と、4か月連続で増加。アルファロメオは4841台を販売。前年同月比は1.4%減と、4か月ぶりに前年実績を下回った。

ジープブランドは、前年同月比21.8%増の8881台と、28か月連続の前年超え。これは新型コンパクトSUV、『レネゲード』投入の効果が大きい。

国別の販売実績では、主要国で販売が好調。4月実績の前年同月比は、イタリアが12.1%増、ドイツが11.7%増、フランスが12%増。英国は20.4%増、スペインは35.2%増だった。

また、高級スポーツカーのマセラティは4月、欧州で合511台を売り上げた。

FCAの2015年欧州新車販売は、87万2500台。前年比は13.6%増と2桁増を達成している。

《森脇稔》

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