スズキ通期決算…インド、パキスタン市場好調で営業益8.9%増

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スズキは5月10日、2016年3月期(通期)の連結決算を発表した。

それによると、売上高は3兆1806億円(前年同期比+5.5%)、営業利益は1953億円(+8.9%)、経常利益は2091億円(+7.6%)、純利益は1166億円(+20.4%)となった。

四輪車事業については、軽自動車税増税の影響やOEM売上の減少により、国内売上高は前期を下回った。海外売上高は欧州での『ビターラ』の販売貢献やインド、パキスタンでの増加等により前期を上回った。この結果、四輪車事業の売上高は同6.5%増の2兆8785億円。営業利益はインドでの増益等により同12.1%増の1926億円となった。

二輪車事業については、新型ロードスポーツバイク『GSX-S1000』やインドでの『ジクサー』の販売貢献があったものの、インドネシアでの減少等により同6.6%減の2339億円。営業損益は品質関連費用もあり前期の営業損失7億円から102億円に拡大した。

今期の業績見通しについては、為替円高もあり減収減益を見込む。売上高3兆1000億円(-2.5%)、営業利益1800億円(-7.8%)、経常利益1850億円(-11.5%)、純利益930億円(-20.3%)とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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