ツーリング中の自転車2台をひき逃げ、逮捕の男は酒気帯び状態

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5日午前9時35分ごろ、山形県山形市内の県道を走行していた乗用車が路外に逸脱。道路左側の路肩を走行していたスポーツタイプの自転車2台に衝突する事故が起きた。自転車の2人が重傷。クルマは逃走したが、警察は後に21歳の男を逮捕している。

山形県警・山形署によると、現場は山形市松原付近。スポーツタイプの自転車2台はツーリング中で、道路左側の路肩を走行していたところ、後方から進行してきた乗用車に次々とはねられた。

この事故で2台の自転車は転倒。19歳と35歳の男性が骨折などの重傷を負ったが、クルマはそのまま逃走。警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始し、南陽市の駐車場で衝突痕のあるクルマを発見。運転していた男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

逮捕当時、男は酒気帯び状態。聴取に対して「縁石には当たったかもしれないが、人には当たっていない」などと供述。ひき逃げについては否認しているという。警察では飲酒運転の発覚を恐れて逃走したものとみて、飲酒した場所や量の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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