FCCが発表した2016年3月期の連結決算は、当期純利益が前年同期比14.1%減の69億0700万円と減益となった。
売上高は同8.4%増の1674億2900万円と増収だった。インドネシアやブラジルの二輪車市場は減速したものの、米国や中国で四輪車用クラッチの販売が堅調に推移した。
営業利益は増収や内作費削減などの効果で同11.3%増の97億3600万円と増益だった。税引前利益は為替差損の影響で同32.9%減の81億1800万円と大幅減益だった。
今期の通期業績見通しは、売上高が同4.4%減の1600億円と減収を見込む。営業利益は同2.7%増の100億円、税引前利益が同25.6%増の102億円、当期純利益が同12.9%増の78億円を予想する。