米国の自動車大手、フォードモーターの高級車ブランド、リンカーンは、2016年第1四半期(1-3月)の中国新車販売の結果を公表した。総販売台数は5484台。前年同期に対して、3倍の伸びを示した。
フォードモーターは2012年8月、リンカーンブランドの中国進出を発表。2014年後半の販売開始に向けて、ディーラーネットワークの開拓などの準備を進めてきた。
2014年4月には、中国北京市にブランド情報発信基地として、「リンカーンスペース」をオープン。さらに秋には、中国主要7都市に、8ディーラーを開業し、販売活動を開始。2016年までには、中国全土の50都市に、60のディーラーネットワークを整備する計画。
2016年第1四半期(1-3月)の中国新車販売台数は、前年同期の3倍となる5484台。小型クロスオーバー車の『MKC』をはじめ、中型SUVの『MKX』、フルサイズSUVの『ナビゲーター』、中型セダンの『MKZ』が支持を集めた。
リンカーンは初の年間を通してのフル販売となった2015年、1万1630台を販売。同ブランドは、「2016年第1四半期の販売結果は、ディーラーネットワーク強化のおかげ。3月末時点で37拠点に拡大した」とコメントしている。