幕張メッセで開催された「テクノフロンティア2016」で防災グッズやアウトドア用品に適した商品を発見した。篠原電機(本社・大阪市)が販売する防水型LEDソーラーランタン「エムパワード」がそれだ。
米国エムパワード社が2012年に開発したもので、篠原電機はそれを輸入販売している。その特徴は提灯のように伸びたり縮んだりし、水にも浮くということ。もちろん、ソーラー発電なので電池は不要だ。8時間太陽の光を浴びせれば、約8時間点灯する。大きさは直径が12.5cmで、高さが11.2cm、そして折りたたむと高さが2.5cmにまで縮む。
「2年前からスポーツ用品店やキャンプ用品店で主に販売していますが、年間5000~6000個売れています。非常に便利な商品ということで評価も高いです」と同社関係者は話す。種類も透明なものから赤、緑、青など8色あり、なかにはS.O.S信号として赤白に点滅するものもある。価格はオープン価格で、3000円ほどで買えるそうだ。
当初、電気が十分に普及していない国や地域のために開発されたものだが、現在さまざまな使われ方をしているという。 いずれにしても防災袋に入れておけば、いざというときに強い味方になるだろう。