トヨタ自動車は4月25日、中国で開幕する北京モーターショー16において、コンセプトカーの『JIXIE』を中国初公開する。
JIXIEは2015年秋、東京モーターショー15において、『KIKAI』の車名でワールドプレミア。従来の車の常識にとらわれない、新たな魅力を提案するべく、開発されたコンセプトカー。
車名の機械は本来、人間の思想や情熱、知恵が生み出した愛すべき存在。車を人の手が生み出す機械と捉え、その精巧さ、美しさ、素朴さ、あたたかさ、動きの面白さなどの豊かな魅力で人と車の関係再構築を目指した。
具体的には、ボディに隠された機械そのものの魅力を、前面に出す革新的な造形を採用。機能そのものをダイレクトに表現することで、外観の構成要素とした。燃料タンクやリザーブタンク、排気管などは、細部までこだわった造形。メーターやスイッチは、アナログ的なデザインに。
運転席の足元にある小窓は、この車の最も特徴的な構造。タイヤやサスペンションの動き、流れる路面の速度感も感じられ、またフロントガラス越しには、アッパーアームの動きも確認可能。オフセット配置の3座レイアウトを採用。サイドウインドウは、ルーフまで広がる開放的なデザインとしている。