米国の自動車最大手、GM。同社が全世界において、ピックアップトラックおよそ100万台をリコール(回収・無償修理)する。
これは4月15日、GMが明らかにしたもの。シボレー『シルバラード』と、その兄弟車のGMC『シエラ』のリコールを届け出た、と発表している。
今回のリコールは、後席シートベルトの不具合が原因。GMによると、後席シートベルト取り付け用の鉄製ケーブルが、疲労によって切断する恐れがあるという。
リコールの対象となるのは、2014-2015年モデル。米国では、89万5232台がリコールに該当する。また、カナダやメキシコ、南米、中東など全世界を含めると、103万7982台がリコールの対象になる。
GMは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店で、リコール作業を実施する。なおGMは、「この不具合に起因した事故や死傷者の報告は受けていない」と説明している。