東横線の旧高架、銀座線の新たな軌道…渋谷[フォトレポート]

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銀座線の線路脇に建ち始めた新たな軌道桁。銀座線の新しいホームは現ホームの130m東側(渋谷ヒカリエ側)にできる
  • 銀座線の線路脇に建ち始めた新たな軌道桁。銀座線の新しいホームは現ホームの130m東側(渋谷ヒカリエ側)にできる
  • 首都高3号渋谷線の下にある歩道橋から東口エリアには、かつての東横線渋谷駅1・2・3番線の軌道桁が残っていた
  • 銀座線の線路脇に建ち始めた新たな軌道桁。銀座線の新しいホームは現ホームの130m東側(渋谷ヒカリエ側)にできる
  • 首都高3号渋谷線の下にある歩道橋から東口エリアを見ると、かつての東横線渋谷駅1・2・3番線の軌道桁が残っていた
  • 地下を行く渋谷川の移設工事や、東横線渋谷駅の解体、新たに建てられる東棟の基礎工事などがすすむ東口エリア
  • 首都高3号渋谷線の下にある歩道橋から東口エリアを見ると、かつての東横線渋谷駅1・2・3番線の軌道桁が残っていた
  • 銀座線の線路脇に建ち始めた新たな軌道桁。銀座線の新しいホームは現ホームの130m東側(渋谷ヒカリエ側)にできる
  • 首都高3号渋谷線の下にある歩道橋から東口エリアを見ると、かつての東横線渋谷駅1・2・3番線の軌道桁が残っていた

ヒカリエとJR渋谷駅を地上2階部分で結ぶ連絡通路からは、駅東口が見下ろせる窓がある。その横には、「ここに63年間、東横線渋谷駅の改札口がありました」というメッセージ。窓からは、かつての東横線地上ホームの面影や、銀座線の新たな軌道が見えた(写真30枚)。

渋谷駅のあちこちで行われている工事は、「東京都市計画事業 渋谷駅街区土地区画整理事業」の一環。同事業では、東口駅前広場整備、自由通路整備、銀座線移設、渋谷川移設、地下貯留槽整備、東口地下広場整備、西口駅前広場整備、西口タクシープール整備という8つの計画を軸にすすめられている。

「玉掛333運動 玉掛して3秒確認ヨシ! 地切りは30cm静止ヨシ! 合図は3m離れてヨシ!」。ヒカリエとJR渋谷駅の間にある東口エリアには、東横線の地上ホームがあったが、すでに解体され、ヒカリエよりも高いビル「東棟」の建設へ向けた基礎工事が始まっている。3月末、首都高3号渋谷線の下にある歩道橋から東口エリアを見ると、かつての東横線渋谷駅1・2・3番線の軌道桁が残っていた。

東横線の軌道桁が残る部分は、地上1階部分に国道246号(青山通り)、3階部分に首都高3号渋谷線がある。東急などは、「1927年の開業時から渋谷の発展に貢献してきた旧東横線渋谷駅を記憶として残すべく、国道246号を跨ぐ旧駅の高架部分を渋谷駅街区と渋谷駅南街区をつなぐ歩行者デッキとして再利用する」と伝えている。

地上を走る地下鉄銀座線も線路が動き、新たなホームがつくられる。現在のホームは、東急百貨店東横店(2013年閉店)の3階部分にあるが、新しい駅はその130m東側(渋谷ヒカリエ側)にできる。その新たな軌道もみえた。逆円すい型のコンクリート橋脚の上に、新たな鋼鉄製の高架が載る。地下では、JR渋谷駅の直下を流れる渋谷川の移設工事なども行われている。

《レスポンス編集部》

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