米国IIHS(道路安全保険協会)は3月31日、新型『プリウス』の衝突安全テストの結果を公表し、最高評価の「2016トップセーフティピック+」に認定すると発表した。
IIHSの「トップセーフティピック」の指定を受けるには、前面衝突、側面衝突、追突想定、スモールオーバーラップ衝突、ロールオーバー(車両転覆)の各耐衝撃性能試験の全てで、最高の「GOOD」評価となるのが必要。また、自動ブレーキなどの前面衝突予防評価で、「ベーシック」を獲得することも条件になる。
さらに上の「トップセーフティピック+」に指定されるには、トップセーフティピックの耐衝撃性能試験での最高評価とともに、前面衝突予防評価において、3段階評価で2番目の「アドバンスド」、最高評価の「スーペリア」のいずれかの認定を受けることも必要になる。
新型プリウスは、スモールオーバーラップを含めた全ての衝突テストで、最高のGOOD評価。前面衝突予防評価においても、最高のスーペリアと認定され、IIHSから、トップセーフティピック+の称号を獲得した。
IIHSは、「先代プリウスは、5種類の衝突テストのうちの4つで、最高評価だった。先代で唯一、評価が低かったスモールオーバーラップ衝突テストも、新型は最高評価を得た」と述べ、安全面での進化ぶりを評価している。