パーソナルガレージをイメージしたブース展開で注目を集めたハーレー・ダビッドソンは、カスタム色を前面に押し出した演出が目を惹いた。
ハーレーの多様な可能性を広げる試みとして、昨年12月のパシフィコ横浜で開催された「ホットロッドカスタムショー」に出展された日本を代表する5人のカスタムビルダーによる作品の他、ディーラーによる『ストリート750』のカスタムも同時に展示。こちらはユーザーが実際に店舗で買うこともできるリアルカスタムとして人気を集めていた。
そして、今年初公開されたニューモデルの目玉が2つ。『CVO プロストリート・ブレイクアウト』は、ハーレー純正カスタムモデルの最高峰であるCVOファミリー初となる黒一色で統一されたカラーリングが特徴。スクリーミングイーグル製1803cc空冷Vツインの圧倒的なパワーとこれを受け止める240サイズの超ワイドタイヤ、倒立フォークやトリプルディスクなどの強靭な足回りを備えるハイエンドモデルだ。
もうひとつは70年代にルーツを持つ伝統のローライダーの最新版『ローライダーS』。軽快なハンドリングを持つダイナフレームに、パワフルなツインカム110エンジンを搭載。ブラックアウトした精悍なスタイルに、ゴールドエンブレムとアルミキャストホイールをマッチング。スピードスクリーンやサイドから突き出たエアクリーナー、前後に装備されたプレミアムサスペンションが走りの性能を主張する上級バージョンだ。
まさにモーターサイクルにおけるカスタムカルチャーの神髄を見せつけてくれるハーレーの面目躍如たるラインナップである。