セアト通期決算、7年ぶりの黒字転換…2015年

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欧州の自動車最大手のフォルクスワーゲングループに属し、スペインに本拠を置く自動車メーカーのセアトは3月16日、2015年通期(1‐12月)の決算を開示した。

同社の発表によると、売上高は過去最高の83億3210万ユーロ(約1兆0527億円)。前年の74億9660万ユーロに対して、11.1%の増加。

また、2015年通期の最終損益(税引き後利益)は600万ユーロ(約7億5800万円)の黒字。前年の6570万ユーロの赤字から、黒字転換を果たした。黒字決算は2008年以来、7年ぶり。

2015年の世界新車販売台数は、過去最高の40万0037台。前年比は2.4%増で、3年連続で前年実績を上回った。欧州では、地元のスペインをはじめ、イタリアやドイツで好調。メキシコでも、販売台数を伸ばした。

セアトのルカ・ディ・メオ社長兼CEOは、「モビリティとコネクティビティの両分野で、新技術を搭載した商品を発売する。将来は非常に明るい」と述べている。

《森脇稔》

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