出光興産は、成田空港敷地内で営業を開始する同社初の商用水素ステーション「成田水素ステーション」の開所式を3月14日に実施した。
同社は、経済産業省等の実証・研究事業の一環として、2011年2月より成田空港敷地内にて実証・研究用水素ステーションを運用。主に空港と都心の間を走行する燃料電池自動車(FCV)への水素供給を通して、水素利用・供給インフラ技術開発等を実施してきた。その後、2015年9月より商用化に向けた供給設備の新設工事を進めていた。
今回、成田水素ステーションが完工し、谷明人経済産業省大臣官房技術総括審議官、諸橋省明千葉県副知事のほか、成田市を含む近隣自治体などから約50名が出席し、開所式を開催した。
同ステーションは3月15日より営業を開始。当初の販売価格(税抜)は1100円/kgでスタートする。営業時間は平日9時から17時(年末年始は休業)。