【官能カーオーディオ!】新型 プリウス の“カーオーディオ攻略法”…その1「ナビ+スタンダードスピーカー」

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トヨタ・プリウス by オートステーションK2(大阪府)
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昨年末にフルモデルチェンジされたトヨタ『プリウス』。何かと話題を集めているこのクルマの、“カーオーディオ攻略法”を検証していく。いち早く同車ベースのデモカーを製作したカーオーディオ・プロショップ4店を取材し、適性から推奨システムまでをじっくりと訊いてきた。

第1回目となる当回は、大阪府の老舗ショップ、『オートステーションK2』のデモカーを題材に話を進めていく。

最初に、同店のデモカー、新型プリウスに搭載されているカーオーディオシステムからご紹介していこう。メインユニットには市販AV一体型ナビの中から、「DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ100PREMI」(税抜価格:24万円)をチョイス。こちらも昨年10月に発売された新型機である。ちなみに「NR-100シリーズ」にはスタンダードモデル(税抜価格:17万円)とプレミアムモデルがあるのだが、同デモカーではプレミアムモデルのほうが採用されている。

スピーカーもナビと同じくダイヤトーンが選択されている。スタンダードグレードである「DS-G20」(税抜価格:6万円)を組み合わせた。

というわけで、「ナビ+スタンダードスピーカー」という取り合わせながら、上質なモデルが選ばれているので、ある程度の予算をかけたシステムとなっている。ただし、取り付け方法は現実路線。ナビの電源は純正ハーネスを利用して取り込み、ドアのスピーカーも内張りパネル内にスマートに収めてある。トゥイーターも、同梱されているスタンドを使ってダッシュの上に“ポン”と置くスタイルだ。ユニットに予算をかけながらも工賃的には抑えめな、手頃な導入スタイルを提案している。

しかしながら、サウンドチューニングはとことん追い込んである。ダイヤトーンサウンドナビのプレミアムモデルは、調整能力がすこぶる高い。その能力を100%活用して、サウンドを煮詰めてあるのだ。

スピーカーの接続方法についても、プレミアムモデルのみが可能としている、“マルチアンプシステム”を実行している。これは、ナビの内蔵アンプの4ch分の出力を、すべてフロントスピーカーに使用する、という方式だ。ドアのスピーカー(ミッドウーファー)をフロントchで鳴らし、トゥイーターをリアchで鳴らしているのである。これにより、リアスピーカーは鳴らせなくなるのだが、スピーカーユニットごとにアンプの1ch分があてがわれるので、スピーカーにしっかりとパワーをかけられる。従って音質的に有利、というわけなのだ。

ところでこのデモカーではトゥイーターがダッシュ上に取り付けられているが、当スピーカーであれば純正位置に埋め込むことも可能だった。しかし音質を優先させる観点から、その選択は敢えて見送られている。埋め込む形で取り付けるよりも、音が放たれる面をリスナーに向けたほうが、直接音をより多く聴くことができ、サウンドクオリティ的に利得があるのだ。

なお、新型プリウスはダッシュボードが深めだ。であるので、比較的に奥まった場所にトゥイーターを装着可能だ。これは良い音を獲得するためには好都合、とのことである。トゥイーターを遠くに設定できると、奥行き感や広がり感が出しやすくなるのである。

とはいいつつ、取り付け位置を奥めに設定し過ぎると、フロントウインドウにより多くの音が反射してしまうのでよろしくない。ということで『オートステーションK2』では、試聴をしながら場所を検討し、最適な位置を割り出している。反射の影響を最小に留めた中でできる限り奥に取り付けた。

また、同デモカーでは、ドア内部のデッドニングも敢行されている。ちなみに新型プリウスは前型と比べてボディの剛性が上がっている印象がある、とのことだ。なので、デッドニングについては必ずしもヘヴィなメニューを施さなくても良さそう、とのことである。従って同デモカーでも、デッドニングは基本的なメニューに留めてあるという。

ちなみに、内張りパネルへの施工についてはコツがあるようだ。新型プリウスの内張りパネルは何パーツかを繋ぎ合わせて作られているので、繋ぎ目からビビリ音が発生しないように、その部分の補強は念入りに行っているとのことだ。

さて、その音はというと…。

なるほど、ハイエンドカーオーディオシステムに迫るクオリティのサウンドが堪能できた。特にレベルが高いと感じたのは、ステレオイメージの再現性だ。ボーカルはセンターに定位し、各楽器も有るべき場所にしっかりと立っている。そして、ステージの奥行き表現も申し分ない。音像が実に立体的なのだ。

トゥイーターの取り付け方と位置が功を奏しているのと、「DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ100PREMI」のハイレベルなサウンドチューニング能力が駆使されているからだろう。さらには“マルチアンプシステム”の利点も出ている。それにより、各スピーカーから放たれる情報の量が増している。このこともリアルな音像再現に貢献していることは間違いない。

少なくとも新型プリウスは、オーディオを導入しにくいという要因はないようだ。ボディ剛性的にも不安材料はなく、逆に、サウンドステージの立体感を出すことに関してはむしろ、有利なタイプの車室内形状のようである。積極的にカーオーディオを楽しむべき車種、と言って良さそうだ。「ナビ+スタンダードスピーカー」のシステムで、十二分にHi-Fiサウンドが表現できているのだがら、それは確かだ。

さて次回は、さらにもう1歩踏み込んだ形でオーディオを組んだデモカーをご紹介する。より手をかけるとしたらどのような選択肢があるのかを探っていきたいと思う。乞うご期待。
《太田祥三》

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