コマツは、オフロード法2014年基準に適合した超小旋回ミニショベル「PC58UU-6」を2月より発売した。
新機種は、特定特殊自動車排出ガス2014年基準の排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを新たに搭載。排出ガス後処理システムコマツディーゼルパティキュレートフィルタ(KDPF)、電子制御クールド排出再循環(EGR)システム、コモンレール式最適燃料噴射システムなどの各種環境対応技術を織り込んだ新型エンジンにより、NOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の排出量を大幅に低減した。また、新たにEモード、オートデセル、オートアイドルストップ機能を採用するとともに、エンジンと油圧システムを最適に制御するコマツ独自の電子制御システムの採用などにより燃料消費量を同社従来機に比べ4%低減した。
安全面の向上では、横転時保護構造 TOPS対応のキャノピ/キャブ、作業機レバーニュートラル検出機能、セカンダリエンジン停止スイッチ、およびシートベルト未装着警報などを新たに採用。また、干渉自動回避、深さ測定、高さ自動停止などのUUシリーズ独自の先進機能を織り込んで作業効率も高めている。
さらに、コマツの超小旋回機では初となるフロアチルトアップ構造の採用により、機体内部の整備作業を的確かつスピーディーに行えるようにしたほか、多くの情報を見やすく表示する3.5インチカラー液晶多機能モニタや取得可能なデータが大幅に増えたKOMTRAXの装備により、機械稼働の「見える化」も進めている。
公表価格は805万円(工場裸渡し・税抜)。