【デリーモーターショー16】2輪日本勢はスクーターのラインナップを充実

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ホンダ NAVI
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  • ホンダ NAVI(カスタマイズパーツ装着車)
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  • ホンダ NAVIのコンセプトモデル
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  • ヤマハ Ray-ZR
2月上旬、デリー近郊のグレーターノイダで開催されたデリー・オートエキスポ(デリーモーターショー)。日本メーカーは2輪車市場に向けて、新しい価値を訴求する動きを活発化させている。

ホンダは新感覚の110ccモデル『NAVI』を公開。ブースにドレスアップ仕様やカスタマイズ仕様を大量に並べて「NAVI WORLD」と名づけたコーナーを展開した。NAVIは「FUN TO SEE」をデザインコンセプトに、インドの若者向けに開発したモデルだという。

オートマチック・トランスミッションなどのメカニズムやパッケージレイアウトは基本的にスクーターと同じだが、まるでモーターサイクルのようなスタイリングを持つのが特徴。通常ならエンジンが存在する空間は、ラゲッジスペースとして使う。「存在感のあるスタイリングとともに、走る楽しさと扱いやすさを追求し、インド市場に新たなジャンルを提案する」というのがHMSIの説明だ。

またNAVIをベースにしたデザインコンセプトも2台が展示された。1台はかつての『モトラ』を彷彿させるタフなデザイン、もう1台はスクーターとしてのスタイリッシュさを追求し、新感覚のキャラクターとファッション性の高さを表現していた。

ヤマハは排気量113ccの新型スクーター『Ray-ZR』を公開。すでに販売中の『Ray』をベースに、若い男性をターゲットにしたシャープなスタイルを与えたもの。このほか昨年に発売した『FASCINO』をゴージャスに装った特別仕様も展示。これはファッションやトレンドに敏感な若者に向けて提案された「Rich & Classyなモダンレトロ」という同車のコンセプトをさらに強調したものだ。

いっぽうスズキはフルモデルチェンジした新型『ACCESS 125』を発表。大衆のライフスタイルに寄り添ったオーソドックスさを保ちながら、いっそう洗練されたスタイリングとなった。前輪フェンダーはスチール製、グラブバーはアルミ製とするなど、質実剛健さを売り物にする。

新興国では各社ともスクーターのラインナップを充実させる動きが活発で、タイではすでに小型モデルのシェアの過半数がモーターサイクルからスクーターに置き換わっている。クラッチ操作が不要という簡便さは渋滞の激しい都市部でのメリットが絶大で、また社会進出が進む女性のユーザーも獲得していることが背景だ。

しかしデリー市内や近郊の街を見る限りでは、まだまだモーターサイクルが圧倒的な数を占め、スクーターの存在感は大きなものとはなっていない。それだけにスクーターの市場開拓余地は大きく、今後も新商品の投入が続くことになりそうだ。
《古庄 速人》

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