スバル富士重、第3四半期営業利益は41%増の4357億円と過去最高

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スバル フォレスター(北米仕様)
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  • 富士重工業 高橋充専務執行役員

富士重工業(スバル)が2月4日に発表した2016年3月期の第3四半期累計(4-12月期)連結決算は、主力の米国の販売好調や円安効果により、営業利益は前年同期比41%増の4357億円と、同期では過去最高になった。

グルーバルの連結販売台数は7%増の71万2200台となり、このうち最高更新が続く米国は12%増の約45万台だった。営業損益段階の為替効果は1232億円にのぼった。純利益は航空宇宙部門での国との訴訟結審に伴う特別利益計上があり、78%増の3378億円と大幅増益になった。

通期は、営業利益5500億円(前期比30%増)、純利益4140億円(58%増)としている従来予想を据え置いた。ともに4期連続の最高益となる。北米でのエアバッグのリコール増加により、12月には新たに120億円の引き当てを行ったこともあって通期予想の上方修正は行わなかった。

円ドルの通期前提レートは1ドル120 円。高橋充専務執行役員は「米国は大変強いトレンドが続いている。品質関連費用には留意していきたいが、先行きに大きな悲観をもっているわけではない」と評価した。

《池原照雄》

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