三菱相川社長「前向きな話を」 ネガティブ報道の払拭ねらう

自動車 ビジネス 企業動向

三菱自動車の相川哲郎社長
  • 三菱自動車の相川哲郎社長
  • 東京・田町の本社ビル前に展示されている三菱車
三菱自動車は2月3日、2015年度第3四半期決算について会見を開いた。通常、四半期決算の会見では社長が姿を見せることはないが、今回は相川哲郎社長が出席し、今後の商品展開について説明。その理由について次のように述べた。

「昨年『ランサーエボリューション』の生産終了とか、『パジェロ』についてのいろいろな報道とか、当社についてネガティブな報道が先行していることもあり、もっと前向きな話をさせていただきたい。われわれは決して後ろ向きに仕事をしているわけではない。私も社長に就任して以来、今後の商品展開の方向付けには時間を割いてきているので、この機会にお伝えしたかった」

そこで、本来なら2017年度から始まる中期経営計画を発表する際の新車戦略を披露。2020年までに14車種の新型車を投入することを明らかにし、「SUVと電動車で世界の役に立つ会社を目指していく」と強調した。

しかも、そのカテゴリーは今後大きく成長が見込まれている。相川社長によれば、SUVの市場は2014年の約1850万台から20年には約2250万台へと20%増加。なかでも小型SUV市場については600万台から1000万台超と約60%も増えると見込んでいる。また、EV、PHEVの電動車については14年の約35万台から20年には約200万台に需要が拡大するとのことだ。

SUVと電動車に強い三菱自動車の未来は明るいと言いたいのかもしれないが、同業他社もその市場には力を入れており、果たして人材、技術、資金面で劣る同社が勝てるかどうか。その点について、相川社長は「これまで以上に他メーカーや他業種との協業に取り組んでいく必要がある」と打ち明ける。三菱自動車がネガティブ報道を払拭できるかどうかは、その協業がカギを握りそうだ。
《山田清志》

編集部おすすめのニュース

特集

おすすめの商品

自動車 ビジネス アクセスランキング

  1. 「不便」の声受けて売店施設公募...バスタ新宿

    「不便」の声受けて売店施設公募...バスタ新宿

  2. 小は大を兼ねるか? 軽&コンパクトカーのパッケージング、3つのポイントで検証

    小は大を兼ねるか? 軽&コンパクトカーのパッケージング、3つのポイントで検証

  3. ボルボ買収の中国吉利、南米衝突テストに失格

    ボルボ買収の中国吉利、南米衝突テストに失格

  4. 【人とくるまのテクノロジー16】シェフラージャパン、電動化によるバルブタイミング制御技術などを紹介

  5. スズキと三菱自の重複1次仕入先は167社…東京商工リサーチ

  6. ドラ割「北海道ETC夏トクふりーぱす」販売開始…高速3日間乗り放題で7900円

  7. 三菱自、開発部門副社長に日産の山下元副社長

  8. 【人とくるまのテクノロジー16】東芝、次世代コックピットソリューションなどを出展

  9. 米トヨタ、タカタ製エアバッグで追加リコール…約158万台

  10. ボルボカーズ傘下のポールスター、新CEOを指名

アクセスランキングをもっと見る