出光興産、原油価格下落の影響で四半期損益が269億円の赤字

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出光興産(イメージ)
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出光興産が発表した2015年4-12月期(第3四半期)の連結決算は、四半期損益が269億円の赤字となった。前年同期は566億円の赤字で赤字幅は改善した。

売上高は、原油価格下落の影響で石油製品の価格を引き下げたことから前年同期比21.8%減の2兆7968億円と大幅減収となった。ガソリンの販売数量は横ばいだった。

営業損益は、原油価格下落による在庫影響858億円があったため、181億円の赤字、経常損益が208億円の赤字となった。

在庫影響を除いた営業利益は石油化学製品の販売が増加したため、前年より387億円増の677億円と大幅増益となった。

通期業績は、在庫評価影響800億円を見込むことから営業利益は前回予想から370億円マイナスの30億円に下方修正した。在庫影響を除く営業利益は前回予想の830億円で据え置いた。四半期損益は石油開発事業で減損損失243億円を計上するため、前回予想の280億円の黒字から130億円の赤字に下方修正した。

売上高は前回予想より3400億円マイナスの3兆7500億円となる見込み。

《レスポンス編集部》

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