石井啓一国土交通相は2月2日の閣議後会見で、軽井沢で15名の死者を出すスキーバス事故を起こしたバス会社イーエスピーについて「猛省するとともに、被害者への対応、事故原因調査に真摯に取り組むよう求める」と述べ、今月下旬にも許可取消処分を行う考えを示した。
同社について石井国交相は「昨年2月に監査に入り、今年1月13日に行政処分を行ったが、このような重大な事故を起こし、その後の特別監査で安全管理上、極めて不適切な事例が多数発見された。こういう状況を国土交通省として重く受け止めなければいけない」と述べ、監査や処分に課題があるとの認識を改めて示した。
再発防止策について国交相は「軽井沢スキーバス事故対策検討委員会で徹底的な再発防止策を検討する」と述べ、事業参入時のチェックについては「参入時の安全確認を強化していくことは、重要なテーマの1つだ」と述べた。