オートバックスセブンが発表した2015年4-12月期(第3四半期)の連結決算は、経常利益が前年同期比4.9%増の84億4300万円と小幅な増益となった。
売上高は同1.8%減の1648億8300万円と減収。輸入車子会社は増収となったものの、暖冬でタイヤをはじめとする国内カー用品店の売上げが減少したのに加え、フランチャイズチェン加盟店も在庫適正化が進み、卸売売上が減少した。海外子会社も減収となった。
収益では、販売費・一般管理費の削減や、海外子会社が黒字化したため、営業利益は同11.6%増の75億0700万円と増益。四半期純利益は同13.3%増の53億5600万円だった。
通期業績見通しは、記録的な暖冬の影響による国内のタイヤ、ホイール、タイヤチェーンなどの冬季商品が低迷していることから下方修正した。売上高は前回予想より98億円マイナスの2078億円、営業利益が30億円マイナスの70億円、経常利益が28億円マイナスの83億円、純利益が19億円減の49億円の見込み。