ダイハツ工業が1月29日に発表した2016年3月期の第3四半期累計(4-12月期)連結決算は、国内軽自動車販売の低迷などで営業利益は9%減の466億円となった。
軽自動車はシェアトップを確保したものの、市場の落ち込みが続き16%減の40万6000台と苦戦した。海外も主力のインドネシアの需要が低迷し、同国の販売は8%減の12万5000台にとどまった。純利益は27%減の202億円だった。
通期予想は営業利益800億円(前期比28%減)、純利益470億円(31%減)としている従来見込みを据え置いた。減益は2期連続。会見した別所則英上級執行役員は、通期で60万台(13%減)の計画としている国内軽自動車販売について「大変厳しい数字だが、好評のキャストを中心に1台1台の拡販に取り組んで達成したい」と述べた。