米国の自動車大手、フォードモーターは1月26日、タカタ製エアバッグの不具合により、北米中心におよそ39万台を追加リコール(回収・無償修理)すると発表した。
このリコールは、タカタ製のエアバッグのインフレーター(膨張装置)の不具合によるもの。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。
これにより、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇。インフレーター容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷する恐れがあるという内容。
今回、フォードが追加リコールを発表したのは、『レンジャー』の2004-2006年モデル。北米で生産されたモデル39万1394台が追加リコールの対象になる。
39万1394台の内訳は、米国が36万1692台、カナダが2万9334台など。フォードモーターは販売店において、エアバッグのインフレーターを交換するリコール作業を行う。