アイシン精機の子会社で、ATやカーナビゲーションの製造・開発を手がけるアイシン・エィ・ダブリュ(以下、アイシンAW)は1月25日、インドのマヒンドラ&マヒンドラ社と取引を開始すると発表した。
アイシンAWがインドの自動車メーカーと取引を行うのは、今回が初めて。マヒンドラ&マヒンドラ社に対して、FF車用の6速AT「TF-81SC」の納入を開始している。
この6速ATは、2015年12月にインドで発売されたマヒンドラ&マヒンドラ社のフラッグシップ車、『XUV500』に採用された。このATは、軽量化、高効率化により車両の燃費向上を実現。すでにボルボ、GM、オペル、雙龍などの自動車メーカーに導入されている。
現在、MT車が中心のインド市場。今後、AT車の需要拡大が見込まれる同市場において、アイシンAWはこれを機に、需要を伸ばしていく方針。
なお、今回の取引開始により、ATの取引先は世界14か国、23グループ、47社に拡大している。