三菱自動車は1月中旬、北海道において報道向けにウインター試乗会を開催。そこでSUVを核とした次世代モデルのラインアップ計画が明らかになった。
試乗前日の夜の懇親会の場において、挨拶をした相川哲郎社長は「今は皆様にお見せできる(新しい)クルマはありません。今はグッと身体を縮めて(と語りつつしゃがむ様子を見せた)、半年後あたりからお見せできるクルマが出てくるはずです」と語った。
エンジニアによるクルマの技術的な説明があったのちに、壇上に立った執行役員で開発統括部門長の橋本徹氏は、次世代モデルのプランについてこう話す。
「SUV市場は今後も拡大していく。私たちはまず2017年度にコンパクトSUVのアッパー分野に、新型車を投入します。そして『RVR』の後継にあたるロアーの分野には2019年度に新型車を投入することを決定いたしました」
「いずれも『アウトランダー』同様にエンジン車と電動車の両方をラインアップする計画です。クロスオーバーSUVは大、中、小の3車種で、それぞれにエンジン車と電動車の両方で6車種になります。この6車種で中期的なラインアップの柱を担っていきたいと思っています。三菱自動車はSUVとEVそしてPHEV、こういう組み合わせでラインアップの強化を図っていき、世の中のためになる企業を目指します」(橋本氏)