米国の自動車大手、FCA US(旧クライスラーグループ)。同社に持ち上がった販売台数水増し疑惑を、同社が否定する声明を出している。
事の発端は1月13日、米国イリノイ州とフロリダ州の自動車ディーラーが、FCA USを相手取って起こした裁判にある。訴状によると、FCA USは、月々の販売目標を達成したように見せかけるため、ディーラーに販売台数を水増しして報告するよう求めていたという。
さらに、販売目標を達成したディーラーに対して、FCA USが報奨金を支払う仕組みが構築されていたとのこと。
FCA USは1月14日、声明を発表。「2つの販売店からの申し立ては、断固として認められない」と、疑惑を真っ向から否定した。
加えて、同社は、「主張は根拠のないもの」とコメント。全面的に争う意向を見せている。