ホンダは、両上肢に障がいのある人が両足だけで運転操作できる補助装置「ホンダ・フランツシステム」を『フィット ハイブリッド』に新たに装着可能とし、3月中旬より発売する。
フランツシステムは、1965年ドイツで両上肢を事故で失った電気技師エーベルハルト・フランツ氏が開発した、両足で運転操作が可能な補助装置。足の前後回転運動でステアリング操作をスムーズに行うことができる。同氏から直接、技術指導を受けたホンダは、独自の技術を加え、さらに使いやすい「ホンダ・フランツシステム」としてシビックに装着し、1982年に国内で初めて発売した。
今回のフランツシステムは利便性・快適性をさらに向上させるとともに、顧客一人ひとりにベストフィットするようにオーダーメイドでの注文も可能としている。