トヨタ自動車の中国法人は1月5日、2015年12月の中国における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は12万2000台。前年同月比は2.4%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。
トヨタの12月実績が落ち込んだのは、中国で2015年10月から開始された小型車に対する減税の効果が、一部車種にしか表れなかったため。2014年夏にモデルチェンジした主力セダン、『カローラ』の販売は好調だったが、それ以外の車種の販売が伸び悩んだ。
トヨタの中国合弁には、第一汽車との一汽豊田、広州汽車との広汽豊田の2社がある。
トヨタの2014年の中国新車販売台数は、初の100万台超えとなる103万2400台。前年比は12.5%増と、2桁増を達成した。2015年は、前年比8.7%増の112万2500台。2年連続で100万台の大台に届き、過去最高を記録した。
トヨタは、2016年の中国における新車販売目標について、前年比2.4%増の115万台に設定している。